正倉院展をより深く楽しめる大人気シリーズ!
前半は古代ガラスの復元に携わる迫田岳臣先生にご登場いただきます。先生の復元活動の原点は1999年に岡山市立オリエント美術館の企画展で古代ローマガラスの復元制作を行ったことに始まりますが、見た目を似せるだけでは本当の「復元」ではないと痛感し、成分や道具まで研究して専門家と協働する現在のスタイルを確立し、正倉院の「再現模造事業」に携わることになりました。この動画では正倉院に伝わる古代ガラスの魅力と復元までの苦難の道のりについて、天平文化の舞台である平城宮跡にてお話しいただきました。
後半は昨年に引きつづき、元 宮内庁正倉院事務所長の杉本一樹先生に今年の正倉院展の見どころについてお話しいただきます。今年は「当たり年」とおっしゃる杉本先生。瑠璃坏(るりのつき)や香木「蘭奢待(らんじゃたい)」などエース級宝物から、戸籍や財政報告書などの貴重な正倉院文書まで、その魅力や謎に迫ります。