7世紀初め、推古天皇と聖徳太子によって建立されたとされるあまりにも有名な法隆寺。松並木の参道を進むと、美しい甍の波が古代世界へといざないます。
創建当初の伽藍は焼失し、現在の伽藍は710年頃にはすでに再建されたと考えられていますが、それでも現存する世界最古の木造建築で、神秘的なほほえみをたたえる飛鳥時代の仏像や工芸品も数多く残され、日本仏教の黎明期の息吹をいまに伝えています。
座学では一般利用はされていない由緒ある聖徳会館で斑鳩地域の古代寺院や聖徳太子について学び、散策では法隆寺を講師の解説とともに丁寧に巡ります。今回の奈良イベントのために特別に開扉していただく西円堂の国宝の薬師如来坐像にもご注目ください。
また、開催日はすべて夢殿の御本尊で国宝の救世観音像の特別開帳期間にあたりますので、秘仏に出逢う絶好の機会です。